引当と物理引当の違い・それぞれの在庫の引当

「引当」と「物理引当」の違いと、それぞれの在庫の引当についてご案内します。

ロジごま

LOGILESSの在庫管理モデルについては「オペレーション【在庫管理】」で確認できます。

論理在庫と物理在庫の違いについては「在庫と保管状況」で確認できます。

在庫操作ログの「引当」と「物理引当」については「在庫操作ログ」で確認できます。

引当と物理引当の違い

「引当」は、受注伝票に紐づいて出荷伝票が作成された際に、論理在庫を割り当てることです。このとき、「在庫」の「フリー在庫」の数が減少します。「保管状況」の「保管中」や「ピッキング中」の数には影響はありません。

「物理引当」は、「出荷待ち」の出荷伝票を出荷作業中に移動させる際に、物理在庫を割り当てることです。このとき、「保管状況」の「ピッキング中」の数を増加させます。「在庫」の「フリー在庫」の数には影響はありません。

LOGILESSに注文が取り込まれてすぐに、まず論理在庫を割り当てる「引当」が実行されます。その後、「出荷待ち」の出荷伝票を出荷作業中に移動させるときに、物理在庫を割り当てる「物理引当」が実行されます。

論理在庫の引当

論理在庫は、出荷伝票の作成と同時に引当が行われます。

「在庫」で確認できる論理在庫は、受注日時の古い出荷伝票から順番に引当が行われます。ただし、LOGILESSへ登録されるタイミングによっては、順番が前後する場合があります。

物理在庫の引当

「保管状況」で確認できる物理在庫は、出荷作業中に移動させる際に引当が行われます。「物理在庫の引当順位」は、マーチャントごとに設定を変更できます。

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入金待ちで保留となった出荷伝票に、出荷期限日が最近の在庫が割り当てられ、出荷期限日が先のものから出荷されていく、という事象が起きないようになっています。

「出荷期限日」と「ロット番号」が登録されていない在庫と登録されていない在庫が混在する場合

「出荷期限日」と「ロット番号」が登録されていない在庫と登録されていない在庫が混在する場合、「昇順」のときは、「出荷期限日」と「ロット番号」が設定されていない在庫が先に引き当てされます。
「降順」のときは、「出荷期限日」と「ロット番号」が設定されているものを降順で並べ、先に引き当てされます。

物理在庫を指定して出荷

マーチャントで出荷期限日/ロット番号を指定して出荷することができます。

オペレーターで出荷伝票ステータスが「出荷作業中」で引当済みの物理在庫を変更することができます。

在庫を引き当てたくない場合

引当を行いたくない在庫がある場合は、在庫を引当不可ロケーションに入庫します。

引当を行いたくない受注がある場合は、在庫を引当しないための受注伝票のタグを追加します。

引当振替処理

入金待ちや確認待ちとなっている出荷伝票から、別の出荷伝票に在庫の引当を変更したいケースがあります。そのようなケースでは、引当振替処理が利用できます。

引当振替処理は、「引当済みに変更したい伝票」つまり現時点で引当待ちの出荷伝票側から操作します。

この処理は、マーチャント、オペレーターの両方から実行できます。

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