同じ商品を単品とセットの両形態で販売し、在庫連携する

同じ商品を単品とセットの両方で販売し、在庫管理を行いたいというケースがあります。
商品マスタにセット商品として登録することで、単品の在庫に連動してセット商品の在庫数を管理するための運用アイデアをご紹介します。

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商品の荷姿や管理の仕方によってはセット商品は適さない場合があります。「商品区分」を参照してください。

具体的な利用シーン

商品「A」を以下の2パターンで販売します。

  • 単品販売:商品コード「A」
  • 3個セット販売:商品コード「A-SET3」

倉庫では商品A単品の在庫を管理するだけで、単品の販売可能数とセット商品の販売可能数が自動的に算出されます。

単品の在庫数にセット商品の販売可能数が自動で連動するため、単品が売れたときでもセット商品の販売可能数が自動的に変更されて、セット商品の販売ページの在庫数も自動的に変更されます。

運用の流れ

  1. 単品を通常商品として商品マスタに登録する
  2. セット商品を商品マスタに登録する
  3. モール・カート側に単品の商品とセット商品の商品を登録する
  4. 商品対応表を作成する
  5. 通常商品の在庫を入荷・入庫する
  6. 商品対応表の在庫連携を有効にする

利用する機能

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納品書の設定で「セット商品の構成商品を印字する」かどうかを変更できます。

設定内容

LOGILESSの商品マスタに商品Aの単品とセットの商品を登録をします。モール・カート側にも商品Aの単品とセットの商品を登録します。
商品対応表でLOGILESSの商品マスタとモール・カート側の商品を紐づけを行います。

商品マスタ

商品対応表

商品対応表を作成する前に、モール・カート側で商品ページを作成する必要があります

モールカートのヘルプページを参照し、商品を登録してください。

LOGILESSの商品マスタで登録した商品コードと同じものを利用すると、商品対応表の作成がスムーズです。

モール・カート側で商品ページを作成したら、商品対応表の自動生成を行います。
商品対応表の自動生成の手順はモール・カートで異なるため、各モールカートの「在庫連携」のヘルプページを確認してください。

操作方法

入荷・入庫する

オペレーター側の操作で入荷・入庫を行い、商品Aの在庫を登録します。

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マーチャント側で入荷予定を登録してから、オペレーター側で入荷・入庫することもできます。

商品対応表の在庫連携を有効にする

在庫を登録する前に在庫連携を有効にすると、モール・カート側の在庫数が0になります

モール・カート側で在庫を登録して販売中の商品がある場合、LOGILESSの在庫を登録する前に在庫連携を有効にすると、モール・カート側の在庫数が0で上書きされます。

在庫連携を有効にします。

実際の動作例と解説

上記の設定内容のとおりに設定したあと、上記の操作方法に従って商品コード「A」を100個在庫登録し、在庫連携を有効にした場合の動作例です。

商品Aが100個保管されていて、何も注文が入っていない場合、商品コード「A」のフリー在庫数は「100」で、商品コード「A-SET3」のフリー在庫数は「33」になります。
在庫連携が有効になっているので、モール・カート側には商品コード「A」の在庫数は「100」、商品コード「A-SET3」の在庫数は「33」で連携されます。

商品コード「A」が5つ売れた場合

商品Aが100個保管されていて、商品コード「A」が5つ売れた場合、商品コード「A」のフリー在庫数は「95」になり、商品コード「A-SET3」のフリー在庫数は「31」になります。
在庫連携が有効になっているので、モール・カート側には商品コード「A」の在庫数は「95」、商品コード「A-SET3」の在庫数は「31」で連携されます。

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商品コード「A-SET3」が売れたわけではなくても、商品コード「A」のフリー在庫数から自動的に商品コード「A-SET3」のフリー在庫数が再計算されて、在庫連携されます。

商品コード「A-SET3」が3つ売れた場合

商品Aが100個保管されていて、商品コード「A-SET3」が3つ売れた場合、商品コード「A」のフリー在庫数は「91」になり、商品コード「A-SET3」のフリー在庫数は「30」になります。
在庫連携が有効になっているので、モール・カート側には商品コード「A」の在庫数は「91」、商品コード「A-SET3」の在庫数は「30」で連携されます。

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商品コード「A」が売れたわけではなくても、セット商品の構成商品として商品コード「A」のフリー在庫数が引き当てられます。そして商品コード「A」のフリー在庫数から自動的に商品コード「A-SET3」のフリー在庫数が再計算されて、在庫連携されます。