法人顧客や特別契約先など特定の顧客の納品書には金額を掲載しない一方、それ以外の一般顧客には通常通り金額を掲載したいというケースがあります。
ギフト指定を活用することで、納品書への金額掲載を制御できます。ギフト指定を有効にすると納品書に金額が掲載されなくなるため、これを特定の顧客の受注伝票にのみ設定することで、顧客ごとに納品書の出力内容を切り替えることができます。
顧客マスタと受注伝票のマクロで自動制御する方法をご紹介します。

受注伝票に紐づく出荷伝票を編集することで、手動でギフト指定を有効にすることもできます。
マクロの設定後は運用開始前に必ずテスト注文を作成し、設定通りにマクロが動作することを確認してください。
具体的な利用シーン
やりたいこと
通常の受注は納品書に金額を掲載するが、特定の顧客の納品書には金額を掲載したくない。
具体例
顧客A(一般顧客)には、納品書に金額を掲載します。
顧客B(特別契約先)には、納品書に金額を掲載しません。
顧客C(VIP顧客)には、納品書に金額を掲載します。
利用する機能
設定内容
顧客マスタのフリー項目に「金額掲載なし」と入力し、受注伝票のマクロで自動的にギフト指定を有効にします。
顧客マスタ
以下の設定をします。
ギフト指定を有効にしたい顧客の顧客マスタのフリー項目に「金額掲載なし」と入力して保存します。
フリー項目は任意の文字列を入力できます。どのフリー項目を使用するか、記入する文字列(例:「金額掲載なし」)をあらかじめ決めておいてください。
複数の担当者が運用する場合は、入力ルールを統一してください。
受注伝票マクロ
「金額掲載なし」の顧客の受注に対して、ギフト指定を有効にします。
- 条件
- [(顧客マスタ)フリー項目N]が条件「金額掲載なし」[と同じ]
- 自動処理
- [ギフトかどうかを変更する]
- [ギフト]

詳しくは「受注伝票と顧客マスタのタグとフリー項目の違いはなんですか?」を参照してください。
実際の動作例と解説
設定内容のとおりに受注伝票のマクロを設定した場合に、さまざまな受注伝票の例に対してどのように動作するか、また、その理由を説明します。
顧客A(一般顧客)の受注伝票の例
- 顧客マスタのフリー項目1:「」(空欄)
顧客マスタのフリー項目1が「金額掲載なし」と等しくないので、マクロは動作しません。ギフト指定は変更されず、納品書には通常通り金額が掲載されます。
顧客B(特別契約先)の受注伝票の例
- 顧客マスタのフリー項目1:「金額掲載なし」
顧客マスタのフリー項目1が「金額掲載なし」と等しいので、マクロが動作し、ギフト指定が有効になります。この受注伝票から納品書を出力すると、金額が掲載されません。
顧客C(VIP顧客)の受注伝票の例
- 顧客マスタのフリー項目1:「VIP顧客」
顧客マスタのフリー項目1が「金額掲載なし」と等しくないので、マクロは動作しません。フリー項目に別の値が入っている場合でも、「金額掲載なし」と一致しない限りマクロは動作せず、ギフト指定は変更されず、納品書には通常通り金額が掲載されます。
