LOGILESSと連携した外部倉庫の商品と連携していない自社倉庫の商品が同時購入された場合、出荷伝票の自動分割で対応する

1つの​受注伝票の中にLOGILESSと連携している外部倉庫と、LOGILESSと連携していない自社倉庫の両方から出荷するケースがあります。
外部倉庫から出荷する商品と自社倉庫から出荷する商品が同時に購入されたときに、出荷伝票の自動分割機能を活用して効率的に管理するための運用アイデアをご紹介します。

この運用を導入する場合は、事前に倉庫と運用フローを相談してください

この運用では「ダミー商品」を使用します。 あらかじめ倉庫へ「ダミー商品を使用した運用を開始すること」や「ダミー商品が含まれる出荷伝票は、実際の出荷作業を行わないこと」を伝え、出荷作業に齟齬がないよう運用フローの詳細を協議することをおすすめします。

具体的な利用シーン

やりたいこと

LOGILESSと連携した外部倉庫の商品と、連携していない自社倉庫の商品が同時に購入されたとき、出荷伝票の自動分割機能を使ってLOGILESSで一元管理します。

例として、以下のようなシーンで活用できます。

  • 特定のカテゴリの商品の配送のみを、外部倉庫に委託している場合
  • 大型商品の在庫を別拠点で管理している場合
  • サンプルは自社倉庫で管理し、通常商品は外部倉庫に委託している場合

具体例

外部倉庫から出荷する商品は商品コード「ABC-001」、自社倉庫から出荷する商品はダミー商品の商品コード「IN-HOUSE-001」としてLOGILESSで管理します。

  • 外部倉庫から出荷する商品の場合
    • 商品コード「ABC-001」
    • 配送カテゴリ「外部倉庫出荷」
  • 自社倉庫から出荷する商品の場合
    • ダミー商品「自社倉庫出荷用」
    • 商品コード「IN-HOUSE-001」
    • 配送カテゴリ「自社倉庫出荷」

商品マスタの配送カテゴリを設定することにより、1つの受注伝票の中に異なる配送カテゴリの商品が含まれている場合、LOGILESSが自動で出荷伝票を分割し、出荷情報を管理します。

運用の流れ

  1. ダミー商品の商品マスタを登録し、商品マスタに配送カテゴリを設定する
  2. 商品対応表で自社倉庫商品とダミー商品の​商品コードを​紐づける
  3. 出荷伝票の自動分割を有効化する
  4. 受注が取り込まれ、配送カテゴリに基づいて出荷伝票が自動分割される
  5. マーチャント側で、自社倉庫分の出荷伝票を出荷済み処理またはキャンセル処理する
  6. 外部倉庫分の出荷伝票は通常通り外部倉庫から出荷される

利用する機能

ロジごま

出荷伝票をマーチャントで出荷済処理をする方法以外に、自社出荷商品の明細行をキャンセルする方法があります。

設定内容

マーチャント側で以下の設定を行います。

商品マスタ

ダミー商品を登録する

商品マスタで「自社倉庫出荷用」というダミー商品の商品マスタを登録します。

このダミー商品には以下の設定を行います。

  • 商品名:「自社倉庫出荷用」といった、判別しやすい名前を付与
  • 商品コード:「IN-HOUSE-001」など、独自のコードを付与
  • 配送カテゴリ:「自社倉庫出荷」を設定
ロジごま

ダミー商品は実際の商品ではなく、LOGILESS上の処理を簡潔にするための補助的な役割です。
マーチャントで「出荷済みとして扱う」処理にする場合でもキャンセルの場合でも、自社倉庫商品の在庫はLOGILESSで管理されないため、運用に応じてLOGILESS外で在庫を管理する必要があります。

外部倉庫から出荷する商品マスタの配送カテゴリを設定する

外部倉庫から出荷する商品に配送カテゴリを設定します。
配送カテゴリは出荷伝票の自動分割条件として使用され、同じ配送カテゴリの商品は同じ出荷伝票にまとまり、異なる配送カテゴリの商品は別の出荷伝票に自動分割されます。

  • 配送カテゴリを「外部倉庫出荷」に設定します。

商品対応表

商品対応表を使用して、自社倉庫から​出荷する​商品の​商品コードと​ダミー商品の​商品コードを紐付けます。
LOGILESSへの​受注登録時に​ダミー商品へと​変換し明細行に​登録され、ダミー商品の配送カテゴリ「自社倉庫出荷」が適用されます。

取込元の列取込先の列
商品名商品B(自社倉庫から出荷する商品)自社倉庫出荷商品(ダミー商品)
商品コードXYZ-001IN-HOUSE-001

自社倉庫から出荷する​商品が​複数ある​場合も、すべて同じダミー商品「自社倉庫出荷用」に紐付けることで、1つの​配送カテゴリで​管理が​できます。

必ず動作確認を行ってください

店舗の商品コードとダミー商品の商品コードの紐付けが不正確だと、正しく​紐付けが​行われず​想定通りに出荷伝票の​分割が​行われません。
設定後はテスト受注を作成し、必ず動作確認を行い、ダミー商品が​紐づけられている​ことを確認してください。

出荷伝票の自動分割を有効化

出荷伝票の自動分割」を有効にし、「商品マスタの​配送カテゴリで​自動分割」を​選択します。​

この設定により、1つの​受注伝票の​中に​異なる​配送カテゴリの​商品が​含まれている​場合、自動で出荷伝票が分割されます。

日々の運用

受注の取り込みと自動分割を確認する

メインナビゲーションの「受注」を押します。
対象の受注伝票を検索し、「受注コード」を押して詳細画面を表示します。
出荷伝票」タブを押して分割状況を確認します。
配送カテゴリの設定が適切であれば、自動で出荷伝票が分割されます。手動で分割操作は不要です。
自社倉庫から出荷する商品の出荷伝票を、マーチャントで出荷済み処理します。
受注伝票をキャンセルすることもできます。
ロジごま

ダミー商品の商品コードが受注に含まれる場合に受注伝票のマクロで「確認待ち」にすることで、マーチャント側で「出荷済みとして扱う」処理を漏れなく対応することもできます。

実際の動作例と解説

商品マスタの配送カテゴリを「外部倉庫出荷」と「自社倉庫出荷」に設定し、出荷伝票の自動分割を有効にした場合に、さまざまな受注パターンでどのように動作するか、また、その理由を説明します。

受注伝票の例1

外部倉庫から出荷する商品のみの受注伝票

  • 明細行
    • 商品コード「ABC-001」(配送カテゴリ「外部倉庫配送」)×2個

配送カテゴリ「外部倉庫配送」のみのためため、出荷伝票は分割されません。
外部倉庫から通常通り出荷されます。

受注伝票の例2

自社倉庫から出荷する商品のみの受注伝票

  • 明細行
    • 商品コード「IN-HOUSE-001」(配送カテゴリ「自社倉庫出荷」)×1個

配送カテゴリ「自社倉庫出荷」のみの​ため、​出荷伝票は​分割されません。
自社倉庫から出荷予定となり、マーチャント側で「出荷済み処理」またはキャンセル処理を行います。

受注伝票の例3

外部倉庫から出荷する商品と自社倉庫ら出荷する商品の両方の受注伝票

  • 明細行
    • 商品コード「ABC-001」(配送カテゴリ「外部倉庫出荷」)×1個
    • 商品コード「IN-HOUSE-001」(配送カテゴリ「自社倉庫出荷」)×2個

異なる配送カテゴリの商品が含まれているため、出荷伝票が以下の2つに自動分割されます。

  • 外部倉庫から出荷する商品の出荷伝票
    • 商品コード「ABC-001」(配送カテゴリ「外部倉庫出荷」)×1個が含まれます。
  • 自社倉庫から出荷する商品の出荷伝票
    • 商品コード「IN-HOUSE-001」×2個(配送カテゴリ「自社倉庫出荷」)が含まれます。

自社倉庫から出荷する商品の出荷伝票は、マーチャント側で「出荷済み処理」またはキャンセル処理を行います。