LOGILESSの複数の機能を使用して、明細行に応じた配送方法の自動選択を実現できます。配送方法の自動選択に利用可能な3つの機能と、それぞれの適用順序を確認してください。
(1) 受注伝票のマクロ
受注伝票のマクロは、受注伝票をもとに自動処理を行います。例えば、「お届け先が沖縄県の場合、ヤマト運輸 宅急便に変更する」などの処理が可能です。
受注伝票のマクロは、受注の登録時(または確定時)に1回だけ適用されます。また、条件として利用可能なフィールドは受注伝票のものに限られます。
(2) デフォルトの配送方法
デフォルトの配送方法は商品マスタに定義します。サイズ係数を使用して、簡便に配送方法を最適化できます。例えば、「商品Aは5個までメール便で配送できる」などの処理が可能です。デフォルトの配送方法は、異なるデフォルトの配送方法が指定された商品との同梱、代金引換、日時指定がある場合には適用されません。
デフォルトの配送方法は、 受注の登録時に1回だけ適用されます。また、条件として利用可能なフィールドは受注伝票のものに限られます。
(3) 出荷伝票のマクロ
出荷伝票のマクロは、出荷伝票をもとに自動処理を行います。例えば、「合計重量が3,000g以上の場合、チャーター便に変更する」などの処理が可能です。
出荷伝票のマクロは、出荷伝票が更新されるたびに適用されます。 また、条件として利用可能なフィールドは出荷伝票のものに限られます。
複数の機能を組み合わせる
複数の機能を組み合わせて、より高度な自動選択を実現するには、それぞれの適用順序と、条件を確認する必要があります。
受注伝票がLOGILESSに取り込まれたあと、以下の順序で自動選択が実行されます :
- 受注伝票のマクロが実行。
- デフォルトの配送方法を適用。
- 出荷伝票のマクロが実行。
その後、出荷情報を更新するたびに出荷伝票のマクロが実行されます。受注伝票のマクロ、デフォルトの配送方法は、出荷情報が更新されても再適用されません。