商品コードは変えずに、在庫を良品・訳あり品などの状態別に分けて管理し、状態が確定した受注に対して、任意のタイミングで区分ごとに出荷指示を出したいというケースがあります。在庫区分機能を使って実現するための運用アイデアをご紹介します。
具体的な利用シーン
やりたいこと
1つの商品コードのまま、在庫を「良品」「再発送予定」「B品」などの状態別の在庫区分で分離管理し、状態が確定した受注に対して、任意のタイミングで区分ごとに出荷指示を出す。
具体例
返品された美容液セット(商品コード「A-100」)を検品し、B品と判断した1点を「B品」の在庫区分にひもづくロケーションへ入庫、対象の受注伝票に「B品」区分の引当を指定して出荷する。
運用の流れ
- 在庫区分マスタで「再発送予定」「B品」などの区分を作成する
- オペレーター側で各区分をロケーションにひもづける
- 検品や入荷検査などで、商品の状態が確定する
- 状態に応じて入庫先の在庫区分を判断する
- 該当区分にひもづくロケーションへ商品を入庫、または棚移動で在庫の区分を切り替える
- 出荷したい受注に対して、在庫区分の引当を指定する
- 出荷指示に従い倉庫で出荷作業を行う
利用する機能
設定内容
在庫区分マスタの登録
「良品」「再発送予定」「B品」など、状態ごとの在庫区分を在庫区分マスタで登録します。登録方法は在庫区分を参照してください。
ロケーションへの在庫区分のひもづけ
登録した在庫区分を、状態別の在庫を入庫するロケーションにひもづけます。ひもづけ方法は在庫区分を参照してください。
受注伝票への在庫区分の引当指定
受注伝票に対して、任意のタイミングで在庫区分の引当を指定します。受注伝票の詳細画面のほか、一覧からの一括処理、明細行ごとの手動更新でも指定できます。指定方法は在庫区分を参照してください。
実際の動作例
「B品」区分にひもづくロケーションを用意し、受注伝票に在庫区分の引当を指定・変更した場合に、どのように動作するか、また、その理由を説明します。
例1
検品でB品と判定した商品を「B品」区分にひもづくロケーションへ入庫し、対象の受注伝票に「B品」区分の引当を指定した場合、出荷作業時に「B品」区分にひもづくロケーションから物理在庫が引き当たります。
引当在庫区分とロケーションにひもづく在庫区分が一致しているためです。
例2
受注伝票で「B品」区分の引当を指定した後、「良品」区分の引当に変更しようとしても、対象の出荷伝票がすでに「出荷作業中」の配送ステータスになっている場合、引当在庫区分は変更できません。
伝票単位・明細単位での引当在庫区分の変更は、出荷伝票が「出荷作業中」になる前までしか行えないためです。
