対象商品を初めて購入した人にだけプレゼントをつける

その商品を初めて購入した場合に一緒に使うと便利なものや、関連する商品のサンプルや試供品、別の商品をプレゼントしたいというケースがあります。

対象商品を初めて購入した人にだけプレゼントをつける運用アイデアをご紹介します。

具体的な利用シーン

• プロテインを初めて購入した方に、シェイカーのプレゼントをつける
• 化粧水を初めて購入した方に、乳液のプレゼントをつける
• コンタクトレンズを初めて購入した方に、保存液のプレゼントをつける

利用する機能

• 顧客マスタ
• 受注伝票のマクロ

設定内容

顧客マスタで同一顧客かどうかを判定し、商品コード「A-1」「B-1」「C-1」の中でいずれかが初めて購入された場合に、プレゼントとして商品コード「P-1」商品名「プレゼント」を1個つけます。

商品コード「A-1」を購入済みの顧客が、その後に商品コード「B-1」や「C-1」を初めて購入した場合にはプレゼントはつけません。

顧客マスタ

以下の設定をします。

• 顧客マスタを有効にする
• 顧客マスタを自動生成する

受注伝票のマクロ

受注伝票のマクロを3つ登録します。

1つ目

対象商品を購入している注文にタグで印をつけます。

• 条件
  • ［いずれかの条件を満たす］とき
  • ［（店舗）商品コード］が条件完全一致「#A-1#」［を含む］
  • ［（店舗）商品コード］が条件完全一致「#B-1#」［を含む］
  • ［（店舗）商品コード］が条件完全一致「#C-1#」［を含む］
• 自動処理
  • ［タグを追加する］タグ名「商品A-1、B-1、C-1購入」

2つ目

対象商品を購入していて、かつ、過去初回プレゼントをもらっていない顧客に対してプレゼントを追加します。

• 条件
  • ［すべての条件を満たす］とき
  • ［タグ］が条件「商品A-1、B-1、C-1購入」［を含む］
  • ［（顧客マスタ）タグ］が条件「商品A-1、B-1、C-1初回プレゼント済」［を含まない］
• 自動処理
  • ［明細行を追加する］値「P-1:プレゼント::1:0」

3つ目

初回プレゼントをつけた顧客にタグで印をつけます。

• 条件
  • ［すべての条件を満たす］とき
  • ［タグ］が条件「商品A-1、B-1、C-1購入」［を含む］
  • ［（顧客マスタ）タグ］が条件「商品A-1、B-1、C-1初回プレゼント済」［を含まない］
• 自動処理
  • ［（顧客マスタ）タグを追加する］タグ名「商品A-1、B-1、C-1初回プレゼント済」

結果の例

顧客マスタに登録されたことがないメールアドレスでの受注、もしくは顧客マスタに登録されたメールアドレスと同じメールアドレスで、顧客マスタのタグに「商品A-1、B-1、C-1初回プレゼント済」がついてない場合

プレゼントがつく受注

受注伝票の例1

• 明細行
  • 商品コード「A-1」×1個

商品コード「A-1」「B-1」「C-1」の中でいずれかが初めて購入されたので、プレゼントがつきます。

受注伝票の例2

• 明細行
  • 商品コード「A-1」×1個
  • 商品コード「B-1」×1個

商品コード「A-1」「B-1」「C-1」の中でいずれかが初めて購入されたので、プレゼントがつきます。

受注伝票の例3

• 明細行
  • 商品コード「A-1」×1個
  • 商品コード「A-1-1」×1個

プレゼント対象外の商品コード「A-1-1」を購入していますが、商品コード「A-1」「B-1」「C-1」の中でいずれかが初めて購入されているので、プレゼントがつきます。

受注伝票の例4

• 明細行
  • 商品コード「A-1」×2個

商品コード「A-1」「B-1」「C-1」の中でいずれかが初めて購入されたので、プレゼントがつきます。

プレゼントがつかない受注

受注伝票の例5

• 明細行
  • 商品コード「A-1-1」×1個

商品コード「A-1」「B-1」「C-1」とは別の商品が購入されたので、プレゼントがつきません。

受注伝票の例6

• 明細行
  • 商品コード「A-1-1」×1個
  • 商品コード「D-1」×1個

商品コード「A-1」「B-1」「C-1」とは別の商品が購入されたので、プレゼントがつきません。

顧客マスタのタグによりプレゼントがつかない例

顧客マスタに登録されたメールアドレスと同じメールアドレスで、顧客マスタのタグに「商品A-1、B-1、C-1初回プレゼント済」がついている場合、購入された商品がどんなものであっても、プレゼントはつきません。