対象商品を1つ購入するごとに、ランダムで3種類のプレゼントのうち1つを同梱する

対象商品を購入した方にランダムでプレゼントをつけたいというケースがあります。

受注に対して自動的にランダムに商品を割り当てる機能はありませんが、商品マスタの登録方法と出荷作業時の工夫によって、疑似的にランダムで商品を同梱するための運用アイデアをご紹介します。

この運用を実施する前に必ず出荷作業を行う倉庫と相談してください

この運用はランダムに追加するプレゼントを、その種類ごとに在庫管理することはできません。在庫管理の観点からこの運用に対応できない倉庫もあるので、事前に必ず出荷作業を行う倉庫と「設定内容と運用方法」の内容について相談してください。

具体的な利用シーン

やりたいこと

対象商品を1つ購入するごとに、ランダムで3種類のプレゼントのうち1つを同梱します。

具体例

商品A-1、商品A-2、商品A-3を下記の通り購入した受注伝票に、購入数量と同じ数のプレゼント用商品P-1、P-2、P-3をランダムで同梱します。

受注伝票の例1

  • 明細行
    • 商品コード「A-1」×1個
    • 商品コード「A-2」×2個
    • 商品コード「A-3」×3個

プレゼント用商品P-1、P-2、P-3からランダムで6個の商品を同梱します。

受注伝票の例2

  • 明細行
    • 商品コード「A-1」×4個
    • 商品コード「B-1」×1個

プレゼント用商品P-1、P-2、P-3からランダムで4個の商品を同梱します。

利用する機能

オファーの機能はβ版です

一部のマーチャントにのみ提供しています。提供範囲は順次拡大します。ご利用を希望される場合は右下のチャットからお問い合わせください。

設定内容と運用方法

3種類のプレゼント用商品P-1、P-2、P-3は、商品マスタには「P-RANDOM」という商品コードにまとめて1つだけ登録します。
倉庫への入荷も商品コード「P-RANDOM」で行います。実際に倉庫に納品するのはプレゼント用商品P-1、P-2、P-3ですが、それを商品コード「P-RANDOM」にすべてまとめて在庫として登録します。
例えば商品P-1、P-2、P-3を100個ずつ倉庫に納品する場合は、入荷予定では商品コード「P-RANDOM」×300個で登録し、倉庫でも商品コード「P-RANDOM」として入荷入庫を実行し、在庫を登録します。

オファーで、対象商品を購入した受注伝票に対して、対象商品の購入数量と同じ数の商品コード「P-RANDOM」をプレゼントとして追加します。

倉庫で出荷作業を行う際に、出荷指示書には商品コード「P-RANDOM」の数量が印字されるので、商品P-1、P-2、P-3の中からランダムで必要な数をピッキングして、プレゼント用商品を同梱します。

商品マスタ

商品コード「P-RANDOM」で、商品マスタに登録します。

ロジごま

プレゼントを納品書に印字したくない場合「特定の商品を納品書に印字させないことは可能ですか?」の設定を行ってください。

オファー

  • 条件:受注伝票明細行の条件
    • [いずれかの条件を満たす]とき
    • [商品コード]が条件「A-1」[を含む]
    • [商品コード]が条件「A-2」[を含む]
    • [商品コード]が条件「A-3」[を含む]
  • 購入数量と合計金額
    • 条件に一致する明細行の合計購入数量「1」[個購入ごとに]
  • プレゼント
    • 商品コード「P-RANDOM」
    • 商品名「ランダムプレゼント」
    • 数量「1」
ロジごま

設定内容で指定されていない項目は用途に合わせて設定を行ってください。

実際の動作例と解説

設定内容のとおりに商品マスタとオファーを設定した場合に、さまざまな受注伝票の例に対してどのように動作するか、また、その理由を説明します。

受注伝票の例1

  • 明細行
    • 商品コード「A-1」×1個
    • 商品コード「A-2」×2個
    • 商品コード「A-3」×3個

商品コード「A-1」「A-2」「A-3」の中でいずれかが購入されているのでオファーが動作し、商品コード「A-1」「A-2」「A-3」の合計購入数量が6個なので、プレゼントの商品コード「P-RANDOM」を6個、受注伝票の明細行に追加します。
倉庫で出荷作業を行う際に、出荷指示書には商品コード「P-RANDOM」の数量が6個と印字されるので、商品P-1、P-2、P-3の中からランダムでピッキングして、プレゼント用商品を同梱します。

受注伝票の例2

  • 明細行
    • 商品コード「A-1」×4個
    • 商品コード「B-1」×1個

商品コード「A-1」「A-2」「A-3」の中でいずれかが購入されているのでオファーが動作し、商品コード「A-1」「A-2」「A-3」の合計購入数量4個なので、プレゼントの商品コード「P-RANDOM」を4個、受注伝票の明細行に追加します。
倉庫で出荷作業を行う際に、出荷指示書には商品コード「P-RANDOM」の数量が4個と印字されるので、商品P-1、P-2、P-3の中からランダムでピッキングして、プレゼント用商品を同梱します。

伝票の例3

  • 明細行
    • 商品コード「A-4」×3個

商品コード「A-1」「A-2」「A-3」の中のいずれも購入されていないのでオファーは動作しません。プレゼントの商品コード「P-RANDOM」は受注伝票の明細行に追加されません。

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